授業について
■専攻実技
入試の実技試験で選択した専攻を3年間学習します。楽曲の表現内容を理解し、表現意図を明確にして創造的に表現できるよう、週1回マンツーマンのレッスンを実施します。
■ 副科実技
ピアノ専攻生は器楽(希望の楽器)、その他の専攻生はピアノを学習します。専攻同様にマンツーマンのレッスンを受けることができます。初心者でも大丈夫です。卒業時にはかなりの上達が望めます。また、声楽専攻生は重唱を、それ以外の専攻生は声楽を2~3人のグループで学習します。
■ソルフェージュ・音楽理論
ソルフェージュは、読譜力を高め、楽譜を正しく理解して表現するための授業で、音楽を専攻する者にとっては必要不可欠なものです。聴音(リズムやメロディ、和音を書き取る)やコールユーブンゲンなどを通して、リズムや音程を正しく聴いたり歌ったりするトレーニングを行います。また、音楽理論は楽譜に書いてある事柄をより理論的に学習します。聴音と音楽理論はグレード別の授業を展開しています。
■音楽史
古代・中世・ルネサンス・バロック・古典派・前期ロマン派・後期ロマン派・近現代の通史を学びます。また、それぞれの時代の人物や作曲家およびその作品について学習します。
■演奏研究
楽曲を演奏または鑑賞することにより、音楽作品の時代的、地域的な表現上の特徴を理解するとともに、作曲家の表現上の特徴をも理解し、自己の演奏表現に生かすことを目標とします。
■ 一般教科
音楽科目を充実させることはもちろん、一般教科も大切にしています。それは、私たちが音楽を高度な知的活動と捉えているからです。文学や歴史を学ぶことも、これらが演奏表現のための背景となる教養として大切というだけでなく、知性を育てることそのものが音楽力を高めると考えています。また音楽を学ぶことで磨かれた感性や集中力が、学科の学習能力を高めると考えています。